专利摘要:
ゲート電極として形成された第七のレイヤ(7,7’)と、エミッタ側(101)の第一の電気的接点(8)と、エミッタ側(101)の反対側のコレクタ側(102)の第二の電気的接点(9)と、を備えた逆導電半導体デバイス(逆導電絶縁ゲート・バイポーラ・トランジスタ(RC−IGBT)(10)とも呼ばれる)を製造するための方法のために、第一の側(111)及び第一の側(111)の反対側の第二の側(112)を備えた第一の導電性タイプのウエーハ(11)が、用意される。コレクタ側(112)でRC−IGBT(10)を製造するために、以下の工程が実施される:第一の導電性タイプまたは第二の導電性タイプの少なくとも一つの第三のレイヤ(3)、または、第三のレイヤ(3)と同一の導電性タイプであり且つ連続するレイヤである第一のレイヤ(32)が、第二の側(112)に作り出される。その後で、第三のレイヤと異なる導電性タイプ(3)の少なくとも一つの第二のレイヤ(2)が、第二の側(112)に作り出され、前記少なくとも一つの第二のレイヤ(2)と第三のレイヤ(3)は、完成後のRC−IGBTの中で交互に配置される。その後で、第二の電気的接点(9)が、第二の側(112)に作り出され、この第二の電気的接点は、前記少なくとも一つの第二のレイヤ(2)及び第三のレイヤ(3)に対して直接電気的に接触する状態にある。シャドウ・マスク(12)が第二の側(112)の上に付けられ、その後で、前記少なくとも一つの第三のレイヤ(3)が、このシャドウ・マスク(12)により作り出され、または、第一のレイヤ(32)が第二の側(112)に作り出され、その後で、シャドウ・マスク(12)が第一のレイヤ(32)の上に付けられ、そして、少なくとも一つの導電性のアイランド(91)が、このシャドウ・マスク(12)により作り出され、この導電性のアイランドは、完成後の逆導電絶縁ゲート・バイポーラ・トランジスタにおいて、第二の電気的接点(9)の部分になる。前記少なくとも一つの導電性のアイランド(91)が、前記少なくとも一つの第二のレイヤ(2)を作り出すためのマスクとして使用され、第一のレイヤ(32)の、導電性のアイランド(91)により覆われた部分が、前記少なくとも一つの第三のレイヤ(3)を形成する。
公开号:JP2011507299A
申请号:JP2010538721
申请日:2008-12-18
公开日:2011-03-03
发明作者:ファッジャーノ、エウスタキオ;ヤニシュ、ボルフガング;ラヒモ、ムナフ
申请人:アーベーベー・テヒノロギー・アーゲー;
IPC主号:H01L29-78
专利说明:

[0001] 本発明は、パワー・エレクトロニスの分野に係り、特に、請求項1の前書部分に基づく逆導電半導体デバイスを製造するための方法、及び請求項10の前書部分に基づく逆導電半導体デバイス、及び請求項12に基づくそのような逆導電半導体デバイスを備えた変換器に係る。]
背景技術

[0002] US 2005/0017290 の中に、逆導電半導体デバイス(逆導電絶縁ゲート・バイポーラ・トランジスタ10(RC−IGBT)とも呼ばれる)が記載されている。この逆導電半導体デバイスは、一枚のウエーハの中に、絶縁ゲート・バイポーラ・トランジスタを、内蔵フリー・ホイール(built-in freewheeling)・ダイオードとともに有している。図1に示されているように、そのような逆導電半導体デバイス10は、nタイプのベース・レイヤとして形成されたベース・レイヤ1を有していて、このベース・レイヤは、エミッタ側101及びエミッタ側101の反対側のコレクタ側102を備えている。第四のpタイプのレイヤ4が、エミッタ側101に配置されている。第四のレイヤ4の上で、ベース・レイヤ1と比べて高いドーピングを備えた第五のnタイプのレイヤ5が、エミッタ側101に配置されている。] 図1
[0003] 第六の電気的絶縁レイヤ6が、エミッタ側101に配置され、第四のレイヤ4及びベース・レイヤ1の上を覆い、且つ、第五のレイヤ5の上を部分的に覆っている。導電性の第七のレイヤ7は、第六のレイヤ6の中に完全に埋め込まれている。第四のレイヤ4の中心部分の上側に、第五のレイヤ5または第六のレイヤ6は配置されていない。]
[0004] 第四のレイヤ4のこの中心部分に、第一の電気的接点8が配置され、それが第六のレイヤ6の上を覆っている。第一の電気的接点8は、第五のレイヤ5及び第四のレイヤ4に対して直接電気的に接触する状態にあるが、第七のレイヤ7から電気的に絶縁されている。]
[0005] コレクタ側102で、バッファ・レイヤ13がベース・レイヤ1の上に配置されている。バッファ・レイヤ13の上に、nタイプの第三のレイヤ3及びpタイプの第二のレイヤ2が、平面の中に交互に配置されている。第三のレイヤ3及びバッファ・レイヤ13は、ベース・レイヤ1と比べて高いドーピングを有している。正投影法で見た場合、第三のレイヤ3は、第四のレイヤ4及び第一の電気的接点8の直接下側に配置されている。]
[0006] 第二の電気的接点9が、コレクタ側102に配置され、第二のレイヤ2及び第三のレイヤ3の上を覆い、且つ、それらに対して直接電気的に接触する状態にある。]
[0007] そのような逆導電半導体デバイス1において、フリー・ホイール・ダイオードが、第二の電気的接点9(その一部がダイオードの中でカソード電極を形成する)、第三のレイヤ3(ダイオードの中でカソード領域を形成する)、ベース・レイヤ1(その一部がダイオードの中でベース・レイヤを形成する)、第四のレイヤ4(その一部がダイオードの中でアノード領域を形成する)と、第一の電気的接点8(ダイオードでアノードを形成する)との間に、形成される。]
[0008] 絶縁ゲート・バイポーラ・トランジスタが、第二の電気的接点9(その一部がIGBTの中でコレクタ電極を形成する)、第二のレイヤ2(IGBTの中でコレクタ領域を形成する)、ベース・レイヤ1(その一部がベース・レイヤを形成する)、第四のレイヤ4(その一部がIGBTの中でpベース領域を形成する)、第五のレイヤ5(IGBTの中でソース領域を形成する)と、第一の電気的接点8(エミッタ電極を形成する)との間に形成される。IGBTのオン状態の間、チャネルが、エミッタ電極、ソース領域と、pベース領域との間に、nベース・レイヤの方へ形成される。]
[0009] コレクタ側102のRC−IGBTのレイヤは、典型的に、pタイプのイオンの注入及び拡散により製造される。その後で、ウエーハに取り付けられたレジスト・マスクが導入され、このレジスト・マスクを介して、Nタイプのイオンが注入され、その後に拡散される。nタイプのイオンの注入ドーズ量は、それがpタイプの領域を補償する程度に高くなければならない。pタイプ及びnタイプの注入工程は、反転されることも可能である。]
[0010] 必要とされる過剰な補償のために、第二のレイヤ2及び第三のレイヤ3の後で製造されるレイヤの、ドーズ及び深さに対する限定された選択のみが、可能であり、p及びn領域の注入効率のためのコントロールが不満足なものになる。オン状態のスナップ・バック(snap-back)効果(伝導電圧及び電流特性がMOS動作モードからIGBT動作モードへ変化するポイントにより規定される)が、生ずることが可能であり、それは、IGBTモードにあるデバイスに対して望ましくない。]
[0011] 図7は、RC−IGBT電流Icの電圧Vceに対する出力特性を示している。破線14は、スナップ・バック効果からもたらされる強いオーバーシュートを示していて、それは、MOSからIGBT動作モードへの変化の間に、従来技術のRC−IGBTに対して典型的なものである。図8は、デバイスの逆リカバリーの間の、ダイオード・モードにおけるRC−IGBTの電流波形を示している。従来技術のRC−IGBTは、逆リカバリーの間に、デバイスの動作の急激な変動を示す(点線17)。動作の急激な変動は、IGBTに対して並びにダイオードの逆リカバリーに対して、ターン・オフの間にもまた存在する。] 図7 図8
先行技術

[0012] 米国特許出願公開第 US 2005/0017290 号明細書]
[0013] 本発明の目的は、逆導電(reverse-conducting)半導体デバイスを製造するための方法を提供することにあり、この逆導電半導体デバイスは、従来技術のRC−IGBTと比べて、オン状態のスナップ・バック(snap-back)効果に対して感受性が低く、且つ、ダイオード及びIGBTの上述の電気的性質のためのより良いコントロールを、特に、薄い低電圧RC−IGBTに対してもたらす。本発明の目的はまた、そのような逆導電半導体デバイスを提供すること、及びそのような逆導電絶縁ゲート・バイポーラ・トランジスタを備えた変換器を提供することにある。]
[0014] この目的は、請求項1に基づく逆導電半導体デバイスを製造するための方法により、請求項10に基づく逆導電半導体デバイスにより、及び請求項12に基づく変換器により、実現される。]
[0015] 本発明の逆導電半導体デバイスを製造するための方法のために、下記の工程が実施される。ここで、この逆導電半導体デバイスは、第一の導電性タイプの共通のウエーハの上に、フリー・ホイール(freewheeling)・ダイオード及び絶縁ゲート・バイポーラ・トランジスタを備え、当該絶縁ゲート・バイポーラ・トランジスタは、エミッタ側及びコレクタ側を有している。第一の側及び第一の側の反対側の第二の側を備えたウエーハが用意される。第一の側は、絶縁ゲート・バイポーラ・トランジスタのエミッタ側を形成し、第二の側は、絶縁ゲート・バイポーラ・トランジスタのコレクタ側を形成する。]
[0016] コレクタ側に、逆導電半導体デバイスを製造するために、以下の工程が実施される。
− 第一の導電性タイプまたは第二の導電性タイプの少なくとも一つの第三のレイヤ、または、第三のレイヤと同一の導電性タイプであり且つ連続するレイヤである第一のレイヤが、第二の側に作り出され、その後で、第三のレイヤと異なる導電性タイプの少なくとも一つの第二のレイヤ、または、第一のレイヤが、第二の側に作り出され、前記少なくとも一つの第二のレイヤと第三のレイヤは、完成後のRC−IGBTの中に交互に配置される。]
[0017] − その後で、前記少なくとも一つの第二のレイヤ及び第三のレイヤに対して直接電気的に接触する状態にある第二の電気的接点が、第二の側に作り出される。
− 少なくとも一つの開口を備えたシャドウ・マスクが、第二の側の上に付けられ、その後で、前記少なくとも一つの第三のレイヤがシャドウ・マスクにより作り出される。]
[0018] または、
− 第一のレイヤが、第二の側に作り出され、その後で、少なくとも一つの開口を備えたシャドウ・マスクが第一のレイヤの上に付けられ、少なくとも一つの導電性のアイランド(完成後の逆導電絶縁ゲート・バイポーラ・トランジスタにおいて第二の電気的接点の一部である)が、このシャドウ・マスクにより作り出され、前記少なくとも一つの導電性のアイランドは、前記少なくとも一つの第二のレイヤを作り出すためのマスクとして使用され、第一のレイヤの、導電性のアイランドにより覆われた部分が、前記少なくとも一つの第三のレイヤを形成する。]
[0019] 典型的に、第二のレイヤ及び第三のレイヤを活性化するためのアニール工程が実施される。これらのアニール工程は、各レイヤを作り出した直後に実施されても、または、製造の間の何れか後の段階に実施されても良く、または、第二のレイヤ及び第三のレイヤを活性化するためのアニール工程が、一緒に実施されても良い。]
[0020] 本発明に基づく逆導電半導体デバイスは、ゲート電極として形成された第七のレイヤ、及びエミッタ側の第一の電気的接点、エミッタ側の反対側のコレクタ側の第二の電気的接点、第一の導電性タイプまたは第二の導電性タイプの少なくとも一つの第三のレイヤ、及び、第三のレイヤと異なる導電性タイプの少なくとも一つの第二のレイヤ(コレクタ側に配置されている)を有し、前記少なくとも一つの第二のレイヤと第三のレイヤは交互に配置されている。更に、この逆導電半導体デバイスは、第二の電気的接点を有し、この第二の電気的接点は、コレクタ側に配置され、且つ、前記少なくとも一つの第二のレイヤ及び第三のレイヤに対して直接電気的に接触する状態にある。前記少なくとも一つの第二のレイヤは、コレクタ側に対して平行に第一の平面の中に配置され、前記少なくとも一つの第三のレイヤは、コレクタ側に対して平行に第二の平面の中に配置されている。第二の平面は、第一の平面と比べてエミッタ側からより遠くに配置され、且つ、第一の平面と第二の平面は、少なくとも前記少なくとも一つの第三のレイヤの厚さだけ互いから引き離されている。その代わりに、第一及び第二の平面は、一致する、即ち、第二のレイヤと第三のレイヤは、同一の平面の中に配置される。]
[0021] 本発明のRC−IGBTのためのそのような製造方法によって、RC−IGBTに、第二のレイヤ及び第三のレイヤ、即ち、ダイオードの中のカソード・レイヤ及びデバイスのIGBT部分の中のコレクタ・レイヤのための、良好なコントロールがもたらされることが可能である。その製造は、薄いウエーハ(例えば200μm未満)を用いて実施されることが適切であり、最終の半導体デバイスが薄くされることも可能であるので、そのようなデバイスは、特に、例えば1700Vより低い低電圧に対して適切である。]
[0022] 特に、本発明のRC−IGBTが少なくとも一つの第二のレイヤ及び第三のレイヤを用いて製造され、これらのレイヤ・タイプの内の一つが、他のレイヤのnドーピングと比べて強いpドーピングを有している場合、スナップ・バック効果が、更に最小化され、または取り除かれることさえもある(図7の中の点線15及び実線16)。第一のレイヤと異なる導電性タイプの、第二のレイヤまたは第三のレイヤの少なくとも一つのレイヤは、第一のレイヤと同一の導電性タイプの、第二のレイヤ及び第三のレイヤの少なくとも一つのレイヤと比べて高いドーズ量を備えて作り出される。nドーピングと比べて強いpドーピングを有していることは、ダイオード特性に対しても、並びにIGBT特性に対しても、好ましい。更にまた、より強いpドーピングが、ソフト・ダイオード・リカバリーをもたらし、逆リカバリーの間の電流のオ−バーシュートを減少させまたは取り除く。それは、第二のレイヤ及び第三のレイヤの、pドープされたレイヤからのホール注入によりもたらされる(図8、実線18)。ソフトな性能が、図32に示されているように、IGBTのターン・オフに対して、並びにダイオードの逆リカバリーに対して、実現される。] 図32 図7 図8
[0023] 本発明の主題の更に好ましい実施形態は、従属請求項の中に開示されている。]
図面の簡単な説明

[0024] 図1は、従来技術の逆導電IGBTの断面図を示す。
図2は、本発明に基づく逆導電IGBTの実施形態の断面図示す。
図3は、本発明に基づく逆導電IGBTの他の実施形態の断面図を示す。
図4は、本発明に基づく逆導電IGBTの他の実施形態の断面図を示す。
図5は、本発明に基づく逆導電IGBTの他の実施形態の断面図を示す。
図6は、本発明に基づく逆導電IGBTの他の実施形態の断面図を示す。
図7は、従来技術のRC−IGBT及び本発明に基づくRC−IGBTの電流/電圧出力特性を示す。
図8は、従来技術のRC−IGBT及び本発明に基づくRC−IGBTの逆リカバリーの間の、ダイオード・モードにおけるRC−IGBTの電流波形を示す。
図9は、本発明に基づく逆導電IGBTの製造方法の中の異なる製造工程を示す。
図10は、本発明に基づく逆導電IGBTの製造方法の中の異なる製造工程を示す。
図11は、本発明に基づく逆導電IGBTの製造方法の中の異なる製造工程を示す。
図12は、本発明に基づく逆導電IGBTの製造方法の中の異なる製造工程を示す。
図13は、本発明に基づく逆導電IGBTの製造方法の中の異なる製造工程を示す。
図14は、本発明に基づく逆導電IGBTの製造方法の中の異なる製造工程を示す。
図15は、本発明に基づく逆導電IGBTの製造方法の中の異なる製造工程を示す。
図16は、本発明に基づく逆導電IGBTの製造方法の中の異なる製造工程を示す。
図17は、本発明に基づく逆導電IGBTの製造方法の中の異なる製造工程を示す。
図18は、本発明に基づく逆導電IGBTの製造方法の中の異なる製造工程を示す。
図19は、本発明に基づく逆導電IGBTの製造方法の中の異なる製造工程を示す。
図20は、本発明に基づく逆導電IGBTの製造方法の中の異なる製造工程を示す。
図21は、本発明に基づく逆導電IGBTの製造方法の中の異なる製造工程を示す。
図22は、本発明に基づく逆導電IGBTの製造方法の中の異なる製造工程を示す。
図23は、本発明に基づく逆導電IGBTの製造方法の中の異なる製造工程を示す。
図24は、本発明に基づく逆導電IGBTの製造方法の中の異なる製造工程を示す。
図25は、本発明に基づく逆導電IGBTの製造方法の中の異なる製造工程を示す。
図26は、本発明に基づく逆導電IGBTの製造方法の中の異なる製造工程を示す。
図27は、本発明に基づく逆導電IGBTの製造方法の中の異なる製造工程を示す。
図28は、本発明に基づく逆導電IGBTの製造方法の中の異なる製造工程を示す。
図29は、本発明に基づく逆導電IGBTの製造方法の中の異なる製造工程を示す。
図30は、本発明に基づく逆導電IGBTの製造方法の中の異なる製造工程を示す。
図31は、本発明に基づく逆導電IGBTの他の実施形態の断面図を示す。
図32は、従来技術のRC−IGBT及び本発明に基づくRC−IGBTの、ターン・オフの間の、ダイオード・モードにおけるRC−IGBTの電流波形を示す。] 図1 図10 図11 図12 図13 図14 図15 図16 図17 図18
実施例

[0025] 本発明の主題が、以下のテキストの中で、添付図面を参照しながら、より詳細に説明される。
図面の中で使用される参照符号、及びそれらの意味は、参照符号のリストの中にまとめられている。一般的に、同様なまたは同様に機能する部分には、同一の参照符号が付与されている。ここに記載された実施形態は、例として意図されたものであって、本発明を限定するものではない。]
[0026] 図2の中に、本発明の逆導電半導体デバイスの第一の実施形態(逆導電絶縁ゲート・バイポーラ・トランジスタ10(RC−IGBT)とも呼ばれる)が示されている。このRC−IGBT10は、エミッタ側101及びエミッタ側101の反対側のコレクタ側102を備えたnタイプのベース・レイヤ1を有している。pタイプの第四のレイヤ4が、エミッタ側101に配置されている。少なくとも一つのnタイプの第五のレイヤ5が、エミッタ側101に配置され、且つ第四のレイヤ4により取り囲まれている。前記少なくとも一つの第五のレイヤ5は、ベース・レイヤ1と比べて高いドーピングを有している。第六の電気的絶縁レイヤ6が、第一のレイヤ4、第四のレイヤ4及び第五のレイヤ5の上で、エミッタ側101に配置されている。それは、前記少なくとも一つの第五のレイヤ5、第四のレイヤ4及びベース・レイヤ1の上を、少なくとも部分的に覆っている。導電性の第七のレイヤ7が、エミッタ側101に配置され、エミッタ側は、第六のレイヤ6により、前記少なくとも一つの第四のレイヤ4、第五のレイヤ5及びベース・レイヤ1から電気的に絶縁されている。好ましくは、第七のレイヤ7が、第六のレイヤ6の中に埋め込まれている。] 図2
[0027] 典型的に、第六のレイヤ6は、第一の電気的絶縁レイヤ61及び第二の電気的絶縁レイヤ62を有しており、第一の電気的絶縁レイヤは、好ましくはシリコン酸化物で作られ、第二の電気的絶縁レイヤもまた、好ましくはシリコン酸化物で作られ、好ましくは第一の電気的絶縁レイヤ61と同一の材料で作られている。第二の電気的絶縁レイヤ62は、第一の電気的絶縁レイヤ61の上を覆っている。図2の中に示されているように、プレーナ型ゲート電極として形成された第七のレイヤ7を備えたRC−IGBT10のために、第一の電気的絶縁レイヤ61がエミッタ側101の上に配置されている。第六のレイヤ6を形成する第一電気的絶縁レイヤ61と第二の電気的絶縁レイヤ62との間に、ゲート電極を形成する第七のレイヤ7が埋め込まれ、典型的には、完全に埋め込まれる。このようにして、第七のレイヤ7は、第一の電気的に絶縁されたレイヤ61により、第一のレイヤ4、第四のレイヤ4及び第五のレイヤ5から分離されている。第七のレイヤ7は、典型的に、濃密にドープされたポリシリコンまたはアルミニウムのような金属で作られている。前記少なくとも一つの第五のレイヤ5,第七のレイヤ7及び第六のレイヤ6は、開口が第四のレイヤ4の上側に作り出されるように、形成されている。この開口は、前記少なくとも一つの第五のレイヤ5,第七のレイヤ7及び第六のレイヤ6により取り囲まれている。] 図2
[0028] 第一の電気的接点8が、開口の中で、エミッタ側101に配置され、それによって、この第一の電気的接点は、第四のレイヤ4及び第五のレイヤ5に対して直接電気的に接触する状態にあるように構成されている。この第一の電気的接点8はまた、典型的に、第六のレイヤ6の上を覆うが、分離されていて、このようにして、第二の電気的絶縁レイヤ62により第七のレイヤ7から電気的に絶縁されている。]
[0029] 少なくとも一つのnタイプの第三のレイヤ3、及び少なくとも一つのpタイプの第二のレイヤ2は、コレクタ側102に配置され、第三のレイヤ3は、ベース・レイヤ1と比べて高いドーピングを有している。前記少なくとも一つの第二のレイヤ2は、コレクタ側102に対して平行に、第一の平面21の中に配置され、前記少なくとも一つの第三のレイヤ3もまた、コレクタ側102に対して平行に、第二の平面31(破線)の中に配置されている。第一の平面21と第二の平面31は、少なくとも、エミッタ側101から遠く離れて配置されているレイヤの厚さだけ、即ち、前記少なくとも一つの第三のレイヤ3の厚さだけ、互いから引き離されている。前記少なくとも一つの第二のレイヤ2と第三のレイヤ3は、交互に配置されている。その代わりに、第一の平面21と第二の平面31は、一致する。即ち、第二のレイヤ2及び第三のレイヤ3は、同一の平面の中に配置されている。]
[0030] この明細書において、第一の平面21及び第二の平面31とは、それぞれのレイヤの、ベース・レイヤ1の反対側にある表面に対応する平面として理解されるべきであり、即ち、完成後のデバイスにおいて、レイヤの、第二の電気的接点9が配置されている側を意味している。]
[0031] 図2の中に、nタイプの第三のレイヤ3がエミッタ側101から遠く離れて配置されていることが、示されている。第二のレイヤ2の第一の平面21は、第三のレイヤ3の厚さに対応する、第三のレイヤ3の第二の平面31からの距離22を有していても良く、また、その代わりに、この距離は、第三のレイヤ3(図31)の厚さと比べて大きくても良く、それによって、ともかく、第三のレイヤ3の一部が第一の平面21の中に伸びることがない。] 図2 図31
[0032] 好ましい実施形態において、第三のレイヤ3は、第一の電気的接点8の直接下側に配置されるが、第三のレイヤ3の位置は、図5に示されているように、サイドにシフトされることも可能である。第三のレイヤ3が、第一の電気的接点8に揃えられていることは、必ずしも必要ではない。] 図5
[0033] 他の好ましい実施形態において、第一の平面21と第二の平面31は、50nmから2μmまでの間の距離だけ、好ましくは1μmまでの間の距離だけ、互いから引き離されている。この場合には、第三のレイヤ3は、第一の平面21と第二の平面31の距離に依存して、50nmから2μmまでのより小さい厚さ、好ましくは1μmまでの厚さを有している。]
[0034] 第二の電気的接点9は、コレクタ側102に配置され、それは、前記少なくとも一つの第二のレイヤ2及び第三のレイヤ3に対して直接電気的に接触する状態にある。典型的に、Ti、Ni、AuまたはAlが、第二の電気的接点9のための材料として使用される。これらの図面の中で、第二の電気的接点9は、導電性のアイランド91を有していて、これらのアイランドは、第二の電気的接点9と同一の材料で作られることが可能である。製造方法に依存して、第二の電気的接点9は、導電性のアイランド91を別個に作り出すことなく、作られても良い。]
[0035] 以上で説明された形態の代りに、第二のレイヤ2と第三のレイヤ3の導電性タイプが、反転される。即ち、この場合には、第二のレイヤ2がnタイプであり、第三のレイヤ3がpタイプである。]
[0036] プレーナ型ゲート電極を備えた本発明のRC−IGBTの代わりに、本発明のRC−IGBTは、図4に示されているように、トレンチ・ゲート電極として形成された第七のレイヤ7’を有していても良い。トレンチ・ゲート電極7’は、第四のレイヤ4と同一の平面の中に配置され、第五のレイヤ5に隣接し、第一の絶縁性のレイヤ61により互いから分離され、これらの第一の絶縁性のレイヤはまた、第七のレイヤ7’をベース・レイヤ1から分離している。第二の絶縁性のレイヤ62は、トレンチ・ゲート電極7’として形成された第七のレイヤ7’の上に配置され、かくして、第七のレイヤ7’を第一の電気的接点8から絶縁している。] 図4
[0037] 図3に示されているように、他の実施形態において、RC−IGBT10は、更に、nタイプのバッファ・レイヤ13を有していて、このバッファ・レイヤは、ベース・レイヤ1と第一の平面21または第二の平面31のそれぞれの間に配置され、このバッファ・レイヤの中に、前記少なくとも一つの第二のレイヤ2及び第三のレイヤ3が配置され、且つ、このバッファ・レイヤ13は、ベース・レイヤ1と比べて高いドーピングを有している。そのようなバッファ・レイヤ13で、逆導電半導体デバイス10は、パンチ・スルー(punch-through)IGBTとして振舞うIGBTを有している。] 図3
[0038] 図6に示された他の好ましい実施形態において、第九のnドープレイヤ41は、エンハンスメント・レイヤとして形成されていて、第四のレイヤ4とベース・レイヤ1の間に配置され、より低いオン状態の損失をもたらすことになる。第九のレイヤ41は、第四のレイヤ4をベース・レイヤ1から分離し、それは、ベース・レイヤ1と比べて高いドーピングを有している。] 図6
[0039] 他の実施形態において、レイヤの導電性タイプが、入れ替えられる。即ち、第一の導電性タイプの全てのレイヤがpタイプ(例えばベース・レイヤ1)になり、第二の導電性タイプの全てのレイヤがnタイプ(例えば第四のレイヤ4)になる。また、この場合には、第二のレイヤ2が、nタイプまたはpタイプであって、第三のレイヤ3が、逆導電性タイプ、即ち、pタイプ(nタイプの第二のレイヤ2の場合)またはnタイプ(pタイプの第二のレイヤ2の場合には)あっても良い。]
[0040] 本発明のRC−IGBT10において、ダイオードが、第一の電気的接点8(ダイオードの中でアノード電極を形成する)、第四のレイヤ4(その一部がアノード・レイヤを形成する)、ベース・レイヤ1(その一部がベース・レイヤを形成する)、第二のレイヤ2または第三のレイヤ3の、nタイプであり且つカソード・レイヤを形成するレイヤ(図2の場合:nタイプの第三のレイヤ3)と、第二の電気的接点9(カソード電極を形成する)との間に形成される。] 図2
[0041] 本発明のRC−IGBT10において、絶縁性のバイポーラ・トランジスタ(IGBT)が、第一の電気的接点8(IGBTにおいてエミッタ電極を形成する)、第五のレイヤ5(ソース領域を形成する)、第四のレイヤ4(その一部がチャネル領域を形成する)、ベース・レイヤ1(その一部がベース領域を形成する)、第三のレイヤ3または第二のレイヤ2の、pタイプであり且つコレクタ・レイヤを形成するレイヤ(図2の場合:pタイプの第二のレイヤ2)と、第二の電気的接点9(その一部がコレクタ電極を形成する)との間に形成される。] 図2
[0042] 本発明の逆導電半導体デバイス10は、例えば、変換器において使用されることが可能である。]
[0043] 典型的に、プレーナ型ゲート電極として形成された第七のレイヤ7、及びエミッタ側101の第一の電気的接点8、及びエミッタ側101の反対側のコレクタ側102の第二の電気的接点9、を備えた本発明の逆導電半導体デバイス10を製造するために、以下の工程がRC−IGBT10のエミッタ側101で実施され、これらのレイヤが作られ、図9に示されているような半製品状態のRC−IGBT10がもたらされる。] 図9
[0044] − 第一の側111及び第一の側111の反対側の第二の側112を備えたnタイプのウエーハ11が用意される。ウエーハ11の、完成後の逆導電絶縁ゲート・バイポーラ・トランジスタにおいて修正されていないドーピングを有する部分が、ベース・レイヤ1を形成する。]
[0045] − 第一の電気的絶縁レイヤ61が、第一の側111の上に部分的に作り出される。
−導電性の第七のレイヤ7が、第一の側111の上に作り出され、それは、第一の電気的絶縁レイヤ61の上に配置されている。第七のレイヤ7は、典型的に、濃密にドープされたポリシリコンまたはアルミニウムのような金属で作られている。]
[0046] − その後で、pタイプの第四のレイヤ4が、第一の側111の上に作り出される。
− 次いで、第四のレイヤ4により取り囲まれた少なくとも一つのnタイプの第五のレイヤ5が、第一の側111の上に作り出される。第五のレイヤ5は、ベース・レイヤ1と比べて高いドーピングを有している。]
[0047] − 好ましくは、第二の電気的絶縁レイヤ62は、第七のレイヤ7が第一電気的絶縁レイヤ61と第二の電気的絶縁レイヤ62の間に配置されるように、導電性の第七のレイヤ7の上に形成され、典型的には、第七のレイヤ7は、完全に埋め込まれる。第二の電気的絶縁レイヤ62は、先に説明されたように、典型的に、低温シリコン酸化物材料で作られている。第一電気的絶縁レイヤ61及び第二の電気的絶縁レイヤ62は、第六のレイヤ6を形成する。]
[0048] − 前記少なくとも一つの第五のレイヤ、第六のレイヤ及び第七のレイヤ5,6,7は、それらが、第四のレイヤ4の上側に開口を形成するように、作り出される。]
[0049] − 第一の電気的接点8が、第一の側111の上に作り出され、それは、開口の中に配置され、第四のレイヤ4及び第五のレイヤ5に対して直接電気的に接触する状態にある。典型的に、第一の電気的接点8は、第六のレイヤ6の上を覆っている。]
[0050] 同様な工程は、半導体の専門家に良く知られていて、トレンチ・ゲート構造7’を備えたRC−IGBTのために実施されている。]
[0051] 典型的に、但し必須ではないが、ウエーハ11の第二の側112のレイヤは、第一の側111のレイヤを製造した後、第一の電気的接点8を作り出す前またはその後に、または、第二の側112にレイヤを製造する間の何れかの段階に製造される。]
[0052] 以下において、コレクタ側102にRC−IGBTのレイヤを製造するための本発明の方法が説明される。図10に示されているように、第一の側111及び第一の側111の反対側の第二の側112を備えたnタイプのウエーハ11が用意される。図10の中には、ウエーハ11の第二の側112のみが示されている。第一の側111で、レイヤの一部または全て(完成後のRC−IGBTにおいて第一の側に配置される)が、図9に示されているように、例えば半製品状態のRC−IGBTを使用することにより、前もって製造されていても良い。低電圧デバイスを製造するため(例えば、1700Vより低い電圧に対して)、ウエーハ11のシンニング(thinning)工程が、以下において記載されるように、第二の側112で何れか他の加工工程を実施する前に、第二の側112で行われることが可能である。] 図10 図9
[0053] ウエーハ11の、完成後の逆導電絶縁ゲート・バイポーラ・トランジスタにおいて修正されていないドーピングを有している部分が、ベース・レイヤ1を形成する。]
[0054] 全ての製造方法のために、シャドウ・マスク12が使用される。そのようなシャドウ・マスク12は、ウエーハ11に取り付けられていないマスクであって、それ故に、たとえ薄いウエーハが用意されている場合であっても、容易に取り除かれることが可能であり、それは、低電圧の半導体デバイスを製造するために、典型的に求められていることである。典型的に、シャドウ・マスク12は、金属で作られ、それは、少なくとも一つの開口121、典型的には複数の開口121を有し、それらの開口を介して、粒子が、典型的に、例えば、蒸着により、スパッタりングにより、または、プラズマ強化化学気相成長法(PECVD)または低圧化学気相成長法(LPCVD)のような化学気相成長法により、堆積される。開口121は、製造されるレイヤのために望ましい何れかの形状を有することが可能である。これらの図面の中で、シャドウ・マスク12がウエーハ11に固定されていないと言う事を強調すべく、シャドウ・マスク12が、ウエーハ11に対して僅かな距離を隔てて示されており、それ故に、容易に取り除かれることが可能である。]
[0055] コレクタ側112に、逆導電半導体デバイス10を製造するための第一の方法のために、以下の工程が実施される。]
[0056] ベース・レイヤ1と比べて高いドーピングを有している少なくとも一つのnタイプの第三のレイヤ3が、第二の側112に作り出され、その後で、少なくとも一つのpタイプの第二のレイヤ2も、第二の側112に作り出される。第三のレイヤ3を作り出すために、シャドウ・マスク12が第二の側112の上に付けられ、その後で、前記少なくとも一つの第三のレイヤ3がシャドウ・マスク12により作り出される(図11)。典型的に、第三のレイヤ3は、図11に太い矢印113により示されているように、nタイプの前もってドープされたアモルファス・シリコンのような、粒子の堆積113により作り出される。] 図11
[0057] その後で、同一のシャドウ・マスク12が、シャドウ・マスク12の開口121を介して、第三のレイヤ3の上に、金属113’を堆積するために使用され(図12)、それにより、導電性のアイランド91を作り出す(図13)。それらは、完成後のRC−IGBTにおいて、第二の電気的接点9の一部となる。典型的に、Ti、Ni、AuまたはAlが、導電性のアイランド91を作り出すための材料として使用される。その後で、第三のレイヤ3を活性化させるためのアニール工程が実施されても良い。] 図12 図13
[0058] その後で、シャドウ・マスク12が取り除かれ、pタイプのイオンが、第二の側112で注入される(114)(図14、細い矢印により示される注入114)。導電性の金属のアイランド91は、マスクとして振舞い、それによって、pタイプのイオンは、第二の側112のウエーハの、金属のアイランド91により覆われた第三のレイヤ3が配置されていない部分の上のみに注入されることになる。このプロセスにより、pタイプの第二のレイヤ2が作り出され(図15)、それらは、nタイプの第三のレイヤ3と交互に配置されている。アニール工程が、その後に、第二のレイヤ2を活性化させるために行われても良い。] 図14 図15
[0059] RC−IGBT10を完成するために、第二の電気的接点9が、第二のレイヤ2及び第三のレイヤ3の上で、第二の側112に作り出され、それによって、第二の電気的接点9は、第二のレイヤ2及び第三のレイヤ3に対して直接電気的に接触する状態にあるように構成されている。典型的に、金属が、第二の電気的接点9を作り出すために、第二の側112に堆積される(113’)。導電性のアイランド91は、第二の電気的接点9の一部であって、それらは、同一の材料で作られても良いが、また、異なる材料が使用されても良い。]
[0060] RC−IGBTを製造するための他の方法のために、シャドウ・マスク12(図11)の開口121を介して第三のレイヤを作り出すために、以上に記載されているような工程が実施され、また、第三のレイヤ3を活性化させるためのアニール工程は、このようにして、その第二の側112に第三のレイヤ3を備えたウエーハ11をもたらす。] 図11
[0061] 次いで、第二のレイヤ2を作り出すために、pタイプのイオンが、第二の側112で注入される(114)(図18、細い矢印により示される注入114)。pタイプのイオンは、第二の側112で、ウエーハ11の全表面に注入される。この注入114は、前記少なくとも一つの第二のレイヤ2のドーピングが第三のレイヤ3のドーピングを超えないような、即ち、第三のレイヤ3のドーピングと比べて低いようなドーピングで、実施されなければならず、それによって、第三のレイヤ3のドーピングが完全に補償されなくても良いことになる。このプロセスにより、pタイプの第二のレイヤ2が作り出され(図19)、それらは、nタイプの第三のレイヤ3と交互に配置される。アニール工程が、第二のレイヤ2を活性化させるために、その後に行われても良い。その後で、既に以上において説明されたように(図16参照)、第二の電気的接点9を作り出すために(図20)、金属が第二のレイヤ2及び第三のレイヤ3の上に堆積される(113')。] 図16 図18 図19 図20
[0062] RC−IGBTを製造するための他の方法のために、連続するnタイプの第一のレイヤ32が、ベース・レイヤ1と比べて高いドーピングを有する第二の側112に作り出される。この第一のレイヤ32は、イオンの注入(図21)により作り出されても良く、または、粒子の堆積(114)により、例えばnタイプの前もってドープされたアモルファス・シリコン(図22)の堆積により、作り出されても良い。第一のレイヤ32を活性化させるために、アニール工程が、その後に行われても良い(図23)。その後で、シャドウ・マスク12が、シャドウ・マスク12の開口121を介して、第一のレイヤ32(図24)の上に金属113’を堆積するために使用され、それにより、導電性のアイランド91(図25)が作り出され、この導電性のアイランドは、完成後のRC−IGBTにおいて、第二の電気的接点9の一部になる。] 図21 図22 図23 図24 図25
[0063] 第一のレイヤ32の部分的な除去115の工程がその後に続き、それにより、第一のレイヤ32の、導電性のアイランド91により覆われていない部分が取り除かれる(図25の中に矢印115により示されている)。この部分的な除去115は、エッチングにより行われることが可能であり、注入されたイオンまたは堆積されたイオン(例えば、前もってドープされたアモルファス・シリコン粒子)の、例えば、ドライまたはウエットのシリコン・エッチングにより行われる。] 図25
[0064] その後で、pタイプのイオンが、第二の側112に注入される(114)(図26、細い矢印により示される注入114)。導電性の金属のアイランド91は、マスクとして振舞い、それによって、pタイプのイオンが、第二の側112のウエーハ11の、金属のアイランド91により覆われている第三のレイヤ3が配置されていない部分の上にのみ、注入されることになる。このプロセスにより、pタイプの第二のレイヤ2が作り出され(図27)、それは、nタイプの第三のレイヤ3と交互に配置される。第二のレイヤ2を活性化させるために、アニール工程が、その後に行われても良い。その後で、既に以上において説明されたように(図16参照)、第二の電気的接点9を作り出すため、RC−IGBTを完成するために、金属が第二のレイヤ2及び第三のレイヤ3の上に堆積される(113’)。] 図16 図26 図27
[0065] RC−IGBTを製造するための更なる方法のために、連続するnタイプの第一のレイヤ32が、第二の側112に作り出され(図21または22を参照方)、アニール工程が、その後に行われても良く(図23)、導電性のアイランド91が、シャドウ・マスク12の中の開口121により作り出される(図24)。次いで、シャドウ・マスク12が、取り除かれ、次いで、第二のレイヤ2を作り出すために、pタイプのイオンが第二の側112に注入される(114)(図28、細い矢印により示されている注入114)。導電性の金属のアイランド91は、マスクとして振舞い、それによって、pタイプのイオンが、第二の側112のウエーハの、金属のアイランド91により覆われた第一のレイヤ32のそのような部分が配置されていない部分の上のみに、注入されることになる。第一のレイヤ32の、導電性のアイランド91により覆われている部分が、第三のレイヤ3を形成する。] 図21 図23 図24 図28
[0066] 注入(114)は、前記少なくとも一つの第二のレイヤ2のドーピングが、第三のレイヤ3のドーピングを超えるようなドーピングで、実施されなければならない。即ち、第三のレイヤ3のドーピングが過度に補償される。このプロセスにより、pタイプの第二のレイヤ2が作り出され(図19)、この第二のレイヤは、nタイプの第三のレイヤ3と交互に配置されている。アニール工程が、第二のレイヤ2を活性化させるために、その後に行われても良い(図29)。その後で、既に以上において説明されたように(図16参照)、第二の電気的接点9を作り出すために(図30)、金属が、第二のレイヤ2及び第三のレイヤ3の上に堆積される(113’)。] 図16 図19 図29 図30
[0067] nタイプの第三のレイヤ3または第一のレイヤ32の注入のためのイオンは、燐であることが可能である。それらは、20keVから200keVまでの間のエネルギーで、および/または、1*1013/cm2 から1*1016/cm2 までのドーズ量で、注入される。第三のレイヤ3または第一のレイヤ32を活性化するためのアニール工程は、600℃より低い温度で、特に、400℃から500℃までの温度で、実施される。nタイプの、前もってドープされたアモルファス・シリコンを堆積する場合には、粒子が、1*1016/cm3 から1*1020/cm3 までのドーピング濃度で、堆積されることが可能である。]
[0068] 第三のレイヤ3が、50nmから2μmまでの範囲内の厚さで、特に1μmまでの厚さで、作り出されても良く、それによって、第一の平面と第二の平面の間の最小の距離22(第三のレイヤ3の厚さに少なくとも対応する)もまた、50nmから2μmまでの範囲内であることが要求され、好ましい実施形態においては1μmまでの範囲内である。]
[0069] pタイプの第二のレイヤ2は、硼素イオンの注入により作り出されても良い。そのイオンは、20keVから200keVまでの間のエネルギーで、および/または、1*1013/cm2 から1*1016/cm2 までのドーズ量で、注入される。その後で、第二のレイヤ2を活性化するためのアニール工程が、最高500℃の温度で実施される。典型的に、このアニール工程は、第一の電気的接点8が作り出された後に、実施される。レーザ・アニールが行われることも可能であり、それは、もし、第一の電気的接点8が作り出された後に、第二の側でのアニール工程が行われる場合に、特に好ましく、第一の側は、広範囲に亘って加熱されるべきではない。]
[0070] 他の好ましい実施形態において、pタイプの第二のレイヤ2は、nタイプの第三のレイヤ3のドーズ量と比べて高いドーズで作られ、特に、pタイプの第二のレイヤは、nタイプの第三のレイヤ3またはnタイプの第一のレイヤ32と比べて、1*1014/cm2 高いドーズ量で、作られ、第一のレイヤは、典型的に、pタイプの第二のレイヤ2のドーズより一桁低いドーズ量で作られる。一般的に、前記少なくとも一つの第二のレイヤ2または第三のレイヤ3の、ベース・レイヤ1と異なる導電性タイプのレイヤ・タイプは、前記少なくとも一つの第二のレイヤ2及び第三のレイヤ3の、ベース・レイヤ1と同一の導電性タイプのレイヤ・タイプと比べて高いドーズで作り出される。]
[0071] 第三のレイヤ3または第一のレイヤ32がnタイプであり、第二のレイヤがpタイプである形態の代わりに、これらの導電性タイプが、反転されることが可能であり、それによって、第三のレイヤ3または第一のレイヤ32がpタイプになり、第二のレイヤ2がnタイプになる。また、この場合には、以上に記載されているような方法の工程が、同一のやり方で行われることが可能である。他の好ましい実施形態において、この場合には、pタイプの第三のレイヤ3またはpタイプの第一のレイヤ32が、nタイプの第二のレイヤ2と比べて1*1014/cm2 高いドーズ量で作られ、第二のレイヤは、pタイプの第三のレイヤ3のドーズ量より一桁低いドーズ量で作られる。両方のレイヤは、次いで、レーザ・アニールにより、少なくとも900℃の温度で、一緒にアニールされることが可能である。]
[0072] アニール工程は、RC−IGBTを製造するための全ての方法に対して、省略されることが可能であり、または、アニール工程が、対応するレイヤを作り出した後に、何れか適切な段階で、行われることも可能である。他のレイヤをアニールすることなく、唯一つのレイヤ・タイプ(第二のレイヤ2,第三のレイヤ3または第一のレイヤ32)のみをアニールすることも可能であり、または、第二のレイヤ2及び第三のレイヤ3に対して、結合されたアニール工程を一緒に実施することも可能である。第二のレイヤ2に対するアニール工程、または、第二のレイヤ2及び第三のレイヤ3に対する結合されたアニール工程が、第二の電気的接点9を作り出す工程と同時に実施されることも可能である。]
[0073] 1…ベース・レイヤ、2…第二のレイヤ、21…第一の平面、22…距離、3…第三のレイヤ、31…第二の平面、32…第一のレイヤ、4…第四のレイヤ、41…第九のレイヤ、5…第五のレイヤ、6…第六のレイヤ、61…第一の電気的絶縁レイヤ、62…第二の電気的絶縁レイヤ、7…第七のレイヤ、8…第一の電気的接点、9…第二の電気的接点、91…導電性のアイランド、10…RC−IGBT、101…エミッタ側、102…コレクタ側、11…ウエーハ、111…第一の側、112…第二の側、12…シャドウ・マスク、121…開口、13…バッファ・レイヤ、14…スナップ・バック効果無し、15…弱いスナップ・バック効果、16…強いスナップ・バック効果、17…従来技術のダイオードのスナップ・オフ、18…ソフト・リカバリーを備えた本発明のRC−IGBTダイオード。]
权利要求:

請求項1
逆導電半導体デバイス(10)を製造するための方法であって:当該逆導電半導体デバイスは、第一の導電性タイプの共通のウエーハ(11)の上に、フリー・ホイール・ダイオード及び絶縁ゲート・バイポーラ・トランジスタを有していて、この絶縁ゲート・バイポーラ・トランジスタは、エミッタ側(101)及びコレクタ側(102)を有し、第一の側(111)及び第一の側(111)の反対側の第二の側(112)を備えたウエーハ(11)が用意され、その第一の側(111)が、絶縁ゲート・バイポーラ・トランジスタのエミッタ側(101)を形成し、その第二の側(112)が、絶縁ゲート・バイポーラ・トランジスタのコレクタ側(102)を形成し、コレクタ側(102)に逆導電半導体デバイス(10)を製造するために、−第一の導電性タイプまたは第二の導電性タイプの少なくとも一つの第三のレイヤ(3)、または、第三のレイヤ(3)と同一の導電性タイプであり且つ連続するレイヤである第一のレイヤ(32)が、第二の側(112)に作り出され、その後で、第三のレイヤと異なる導電性タイプ(3)の少なくとも一つの第二のレイヤ(2)が、第二の側(112)に作り出され、前記少なくとも一つの第二のレイヤ(2)と第三のレイヤ(3)は、完成後の逆導電半導体デバイス(10)の中に交互に配置され、少なくとも一つの開口を備えたシャドウ・マスク(12)が、第二の側(112)の上に付けられ、このシャドウ・マスク(12)は、ウエーハ(11)に取り付けられておらず、その後で、前記少なくとも一つの第三のレイヤ(3)が、このシャドウ・マスク(12)の前記少なくとも一つの開口により作り出され、または、第一のレイヤ(32)が、第二の側(112)に作り出され、その後で、少なくとも一つの開口を備えたシャドウ・マスク(12)が、第一のレイヤ(32)の上に付けられ、そして、少なくとも一つの導電性のアイランド(91)が、前記シャドウ・マスク(12)の前記少なくとも一つの開口により作り出され、この導電性のアイランドは、完成後の逆導電半導体デバイス(10)において第二の電気的接点(9)の一部となり、前記少なくとも一つの導電性のアイランド(91)は、前記少なくとも一つの第二のレイヤ(2)を作り出すためのマスクとして使用され、そして、第一のレイヤ(32)の、導電性のアイランド(91)により覆われた部分は、前記少なくとも一つの第三のレイヤ(3)を形成し、−その後で、第二の電気的接点(9)が第二の側(112)に作り出され、この第二の電気的接点は、前記少なくとも一つの第二のレイヤ(2)及び第三のレイヤ(3)に対して直接電気的に接触する状態にあること、を特徴とする逆導電半導体デバイスを製造するための方法。
請求項2
下記特徴を有する請求項1に記載の逆導電半導体デバイス(10)を製造するための方法:前記少なくとも一つの第三のレイヤ(3)を製造するために、シャドウ・マスク(12)が付けられ、且つ、前記少なくとも一つの第三のレイヤ(3)は、粒子の堆積により作り出され、特に、前もってドープされたアモルファス・シリコンの堆積により作り出される。
請求項3
下記特徴を有する請求項2に記載の逆導電半導体デバイス(10)を製造するための方法:前記少なくとも一つの第三のレイヤ(3)を作り出した後に、前記シャドウ・マスク(12)は、少なくとも一つの導電性のアイランド(91)を作り出すために使用され、その後で、前記シャドウ・マスク(12)が取り除かれ、前記少なくとも一つの第二のレイヤ(2)が、前記少なくとも一つの導電性のアイランド(91)をマスクとして使用して、特にイオンの注入により、作り出される。
請求項4
下記特徴を有する請求項2に記載の逆導電半導体デバイス(10)を製造するための方法:前記少なくとも一つの第三のレイヤ(3)を作り出した後に、前記シャドウ・マスク(12)が取り除かれ、前記少なくとも一つの第二のレイヤ(2)が、前記少なくとも一つの第二のレイヤ(2)のドーピングが前記少なくとも一つの第三のレイヤ(3)のドーピングを超えることが無いようなドーピングでの、イオンの注入により作り出される。
請求項5
下記特徴を有する請求項1に記載の逆導電半導体デバイス(10)を製造するための方法:第一のレイヤ(32)は、イオン注入により、または粒子の堆積により作り出され、特に前もってドープされたアモルファス・シリコンの堆積により作り出される。
請求項6
下記特徴を有する請求項5に記載の逆導電半導体デバイス(10)を製造するための方法:前記少なくとも一つの導電性のアイランド(91)を作り出した後に、前記シャドウ・マスク(12)が取り除かれ、第一のレイヤ(32)の、導電性のアイランド(91)により覆われていない部分が、特にエッチングにより、取り除かれ、前記少なくとも一つの第二のレイヤ(2)が、前記少なくとも一つの導電性のアイランド(91)をマスクとして使用して作り出され、特に、前記少なくとも一つの第二のレイヤ(2)は、注入により作り出される。
請求項7
下記特徴を有する請求項5に記載の逆導電半導体デバイス(10)を製造するための方法:前記少なくとも一つの導電性のアイランド(91)を作り出した後に、前記シャドウ・マスク(12)が取り除かれ、前記少なくとも一つの第二のレイヤ(2)は、前記少なくとも一つの第二のレイヤ(2)のドーピングが前記少なくとも一つの第三のレイヤ(3)のドーピングを超えるようなドーピングでの、イオンの注入により作り出される。
請求項8
下記特徴を有する請求項1から7の何れか1項に記載の逆導電半導体デバイス(10)を製造するための方法:前記少なくとも一つの第三のレイヤ(3)または第一のレイヤ(32)、および/または、前記少なくとも一つの第二のレイヤ(2)を活性化するためのアニール工程が実施される。
請求項9
下記特徴を有する請求項1から8の何れか1項に記載の逆導電半導体デバイス(10)を製造するための方法:前記少なくとも一つの第二のレイヤ(2)を活性化するためのアニール工程は、第二の電気的接点(9)を作り出す工程と同時に実施される。
請求項10
逆導電半導体デバイス(10)であって、フリー・ホイール・ダイオード、及び、パンチ・スルー絶縁ゲート・バイポーラ・トランジスタを共通のウエーハ(11)の上に有し、そのウエーハ(11)の一部が、第一の導電性タイプのベース・レイヤ(1)を形成し、前記絶縁ゲート・バイポーラ・トランジスタは、エミッタ側(101)及びコレクタ側(102)を有し、エミッタ側(101)は、コレクタ側(102)の反対側に配置され、第一の電気的接点(8)がエミッタ側(101)に配置され、第二の電気的接点(9)がコレクタ側(102)に配置され、第一の導電性タイプまたは第二の導電性タイプの少なくとも一つの第三のレイヤ(3)、及び、第三のレイヤと異なる導電性タイプ(3)の少なくとも一つの第二のレイヤ(2)が、コレクタ側(102)に配置され、前記少なくとも一つの第二のレイヤ(2)と第三のレイヤ(3)は、交互に配置され、第二の電気的接点(9)が、コレクタ側(102)に配置され、且つ、前記少なくとも一つの第二のレイヤ(2)及び第三のレイヤ(3)に対して直接電気的に接触する状態にある、逆導電半導体デバイスにおいて、前記少なくとも一つの第二のレイヤ(2)は、コレクタ側(102)に対して平行に第一の平面(21)の中に配置され、前記少なくとも一つの第三のレイヤ(3)は、コレクタ側(102)に対して平行に第二の平面(31)の中に配置され、第二の平面(31)は、第一の平面(21)と比べて、エミッタ側(101)からより遠くに配置され、第一の平面(21)と第二の平面(31)は、少なくとも前記少なくとも一つの第三のレイヤ(3)の厚さだけ、互いから引き離され、且つ、第一の導電性タイプのバッファ・レイヤ(13)は、ベース・レイヤ(1)と前記少なくとも一つの第二のレイヤ(2)と第三のレイヤ(3)の間に配置されていること、を特徴とする逆導電半導体デバイス。
請求項11
下記特徴を有する請求項10に記載の逆導電半導体デバイス(10):第一の平面(21)と第二の平面(31)は、50nmから2μmまでの間の距離で、特に1μmまでの距離で、互いから引き離されている。
請求項12
請求項10または11に基づく逆導電半導体デバイス(10)を備えた変換器。
类似技术:
公开号 | 公开日 | 专利标题
TWI527212B|2016-03-21|雙載子接合電晶體及其製造方法
US10038090B2|2018-07-31|Power MOSFETs and methods for forming the same
US9240469B2|2016-01-19|Transverse ultra-thin insulated gate bipolar transistor having high current density
JP2017195406A|2017-10-26|トレンチゲート型絶縁ゲートバイポーラトランジスタ及びその製造方法
EP1255302B1|2008-07-16|Method for fabricating forward and reverse blocking devices
US7700440B2|2010-04-20|Method of manufacturing a metal-oxide-semiconductor with reduced on-resistance
US7911024B2|2011-03-22|Ultra-thin SOI vertical bipolar transistors with an inversion collector on thin-buried oxide | for low substrate-bias operation and methods thereof
CN101083284B|2012-02-15|具有槽电荷补偿区的半导体器件及方法
TWI553857B|2016-10-11|半導體基板結構、半導體功率元件及改善半導體功率元件中之注入控制方法
US9136350B2|2015-09-15|RF LDMOS device and fabrication method thereof
KR100875330B1|2008-12-22|반도체 장치 및 그 제조 방법
TWI269444B|2006-12-21|Semiconductor device and process
TWI459554B|2014-11-01|最小化場闌igbt的緩衝區及發射極電荷差異的方法
RU2276429C2|2006-05-10|Полупроводниковое устройство и способ формирования полупроводникового устройства
US7282753B2|2007-10-16|Vertical conducting power semiconducting devices made by deep reactive ion etching
TWI383497B|2013-01-21|具有雙閘極之絕緣閘雙極性電晶體
US8343862B2|2013-01-01|Semiconductor device with a field stop zone and process of producing the same
JP6021908B2|2016-11-09|Insulated gate bipolar transistor
CN102299180B|2014-03-05|包含单元区和具有高击穿电压结构的外围区的半导体器件
JP5272410B2|2013-08-28|半導体装置およびその製造方法
US6392275B1|2002-05-21|Semiconductor device with DMOS, BJT and CMOS structures
JP2015109472A|2015-06-11|半導体装置
DE112012002823B4|2017-09-07|Bipolartransistor mit isoliertem Gate und Verfahren zur Herstellung eines solchen Bipolartransistors
US20090278166A1|2009-11-12|Semiconductor device
US20080315297A1|2008-12-25|Semiconductor device
同族专利:
公开号 | 公开日
US20100270587A1|2010-10-28|
JP5551082B2|2014-07-16|
CN101952968B|2013-12-18|
WO2009077583A1|2009-06-25|
US20130228823A1|2013-09-05|
US8435863B2|2013-05-07|
CN101952968A|2011-01-19|
EP2073271A1|2009-06-24|
EP2223341B1|2016-09-21|
EP2223341A1|2010-09-01|
US9000480B2|2015-04-07|
引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
JPH10321877A|1997-03-18|1998-12-04|Toshiba Corp|高耐圧電力用半導体装置|
JP2005057235A|2003-07-24|2005-03-03|Mitsubishi Electric Corp|絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ及びその製造方法、並びに、インバータ回路|
JP2005101514A|2003-08-27|2005-04-14|Mitsubishi Electric Corp|絶縁ゲート型トランジスタ及びインバータ回路|
JP2006019556A|2004-07-02|2006-01-19|Toyota Motor Corp|半導体装置とその製造方法|JP2015513218A|2012-03-05|2015-04-30|アーベーベー・テクノロジー・アーゲー|パワー半導体装置およびその製造方法|
US9397206B2|2011-11-09|2016-07-19|Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha|Semiconductor device and method for manufacturing the same|DE3917769A1|1989-05-31|1990-12-06|Siemens Ag|THYRISTOR WITH EMITTER SHUTTERS|
JP2689047B2|1991-07-24|1997-12-10|三菱電機株式会社|絶縁ゲート型バイポーラトランジスタとその製造方法|
WO2004066391A1|2003-01-20|2004-08-05|Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha|半導体装置|
US7405452B2|2004-02-02|2008-07-29|Hamza Yilmaz|Semiconductor device containing dielectrically isolated PN junction for enhanced breakdown characteristics|
US8052854B1|2007-05-25|2011-11-08|The United States Of America As Represented By The Administrator Of National Aeronautics And Space Administration|Carbon dioxide gas sensors and method of manufacturing and using same|EP2249392B1|2009-04-29|2020-05-20|ABB Power Grids Switzerland AG|Reverse-conducting semiconductor device|
DE102009030740A1|2009-06-26|2010-12-30|Siemens Aktiengesellschaft|Commutation method of a converter phase with reverse conducting IGBTs|
JP2011023527A|2009-07-15|2011-02-03|Toshiba Corp|半導体装置|
AT551719T|2009-12-09|2012-04-15|Abb Technology Ag|Verfahren zur herstellung von halbleiterbauelementen mittels laserglühen zur selektiven aktivierung von implantierten dotiersubstanzen|
CN101872771B|2010-06-08|2011-11-16|杭州电子科技大学|逆导型soi ligbt器件单元|
JP5621493B2|2010-10-13|2014-11-12|トヨタ自動車株式会社|Manufacturing method of semiconductor device|
CN102184854B|2011-04-14|2013-05-08|电子科技大学|一种功率器件背面热退火时对正面金属图形的保护方法|
US9478646B2|2011-07-27|2016-10-25|Alpha And Omega Semiconductor Incorporated|Methods for fabricating anode shorted field stop insulated gate bipolar transistor|
US9159819B2|2014-02-20|2015-10-13|Infineon Technologies Ag|Semiconductor device and RC-IGBT with zones directly adjoining a rear side electrode|
JP6320799B2|2014-03-07|2018-05-09|住友重機械工業株式会社|半導体装置の製造方法|
法律状态:
2011-09-23| A621| Written request for application examination|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110922 |
2013-04-22| A977| Report on retrieval|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130422 |
2013-05-15| A131| Notification of reasons for refusal|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130514 |
2013-08-14| A601| Written request for extension of time|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20130813 |
2013-08-21| A602| Written permission of extension of time|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20130820 |
2013-09-14| A521| Written amendment|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130913 |
2014-04-14| TRDD| Decision of grant or rejection written|
2014-04-23| A01| Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140422 |
2014-05-29| A61| First payment of annual fees (during grant procedure)|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140521 |
2014-05-30| R150| Certificate of patent or registration of utility model|Ref document number: 5551082 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
2017-05-30| R250| Receipt of annual fees|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
2018-05-30| LAPS| Cancellation because of no payment of annual fees|
优先权:
申请号 | 申请日 | 专利标题
[返回顶部]